HOUSE WATCHING 36~木のあたたかさと味わい深さを楽しむ住まい~

都窪郡早島町Hさん宅

  キッチンカウンターには、リビング側にもキャビネットを設置。奥行が30cmもあるので、生活雑貨が多いリビングに重宝しているそう。
■家づくりのきっかけ
 以前はマンションにお住まいだったというHさん一家が、マイホーム取得を考え始めたのは2年前。最初は中古物件を中心に物件資料などを取り寄せて情報収集されていましたが、「早島の職場に近いところへ住みたい」というご主人の希望通りの物件はなかなか見つからなかったそう。「中古では難しいのかも…」と半ば諦めかけていた頃、情報収集のため読んでいた本誌・A家探Qで広告を目にしたHさん夫妻。ご夫妻ともに木の家を好まれていたこともあり、木材を中心とした自然素材をふんだんに使用した『風家』はとても魅力的だったのだとか。そして、実際の完成建物を見学し、その魅力を再確認したHさん夫妻は「新築にするなら頼もう」と考えるように。そこからスタートした土地探しも中古物件同様とても難航したそうですが、あるときご主人の理想通り「職場に近く」、さらに「学校が近く、日当たりも良い」好条件の土地を発見。「この機会を逃したら、もう二度とマイホームを持てないかも!」と思ったHさん夫妻は新築を決断されました。

玄関扉は、ガラスの部分が大きく外から見えやすいためレースをかけています。目隠しのためでありながらも、レトロな雰囲気の扉や白い塗り壁ともよく合っていて、おしゃれな空間に。
廊下の壁につけたニッチには照明を設置。かわいい小物が明るく照らされて、まるでお店のディスプレイのよう。季節に合わせて飾りを変えていくのが楽しみなのだとか。

照明の傘は、奥さんの妹さんが勤めるインテリアショップや、インターネットなどでお気に入りの物を探したそう。素敵なデザインが住まいの中で目を引きます

■建築
 決め手のひとつが「木がふんだんに使われた住まい」だったというように、Hさん邸では天井と床にパイン材、梁には米松が使用され、住まいのどこを見ても柔らかい木目が視界に飛び込んできます。これほどまでHさんが木にこだわった理由は、時間の経過とともに味わいを増していく自然素材ならではの特徴にあったのだとか。「キズや汚れも歴史の一部だと思っているのでお手入れもあまり気にしてません。木だけじゃなくて白い塗り壁も同じ。これから先どんな風に変わっていくのかが楽しみなんです」と奥さま。あまり気負いせず、住むこと自体を楽しみたいというHさん一家の自然体な暮らし方が伝わってきました。
  木のやわらかな印象に惹かれていた反面、木の断熱効果には少し不安を感じていたHさん夫妻。しかし、壁と床にセルロースファイバーという古紙が原料の自然素材の断熱材がふんだんに使用されているため、実際に住んでみることでその不安も解消されたそう。朝・晩が寒くなってきた11月下旬でも、全く寒さを感じないほどなのだとか。

床・天井・扉には、柔らかい色合いの無垢材を使用し、壁は白の塗り壁。中央には大黒柱である丸柱が存在感を示し、自然素材特有の柔らかい空間になっています。木の色が月日とともに変化していくのが、これから楽しみなのだとか。
  白い洗面台と木の色合いが優しい印象の洗面室。壁には作り付けの棚を設置し、なにかと散らかりがちな洗面台もすっきりと整頓されています。

■わが家のこだわり
Hさん邸のもうひとつの特徴は、オール電化住宅であるということ。ガスなどの天然資源の利用に比べ光熱費がお得で環境にも優しく、安全性も高いオール電化の住まいは、新築を決めてからのHさんたっての希望でした。実際の住み心地について聞いてみると、「IHクッキングヒーターは火を使わないので安全だし、掃除が簡単で使い勝手も抜群。なにより、以前の住まいに比べて光熱費が抑えられているのが嬉しいです」と奥さま。経済的にも理想のマイホームを持つことができ、大満足のご様子でした。

リビングともやりとりがしやすいように、キッチンカウンターは少し低めに。キッチンの側面にはブリックタイルを施しアクセントになっています。

■プラン&データ

間取り ■DATA
  • 延床面積/109.30m2(33.06坪)
           1階床面積54.65m2
           2階床面積54.65m2
  • 家族構成/夫+妻+長女

■HOUSE CALENDER

2003 【情報収集】
以前からマイホームが欲しかったHさん夫妻。お子さんが大きくなってきたこともあり、この頃からなんとなく具体的な家づくりを考えるように。最初は中古物件を目当てに物件資料などで情報収集をしていたものの、「マイホームは職場に近い方がいい」というご主人の希望に叶うような物件は見つからなかったのだとか。中古で家を探すのは難しいのではないかと思い始めた頃、本誌で自然素材の家をつくっていることを知り「家を建てるのならこの会社にしよう」と決めたそう。
   
2004 【土地決定】
土地探しに関してもなかなか希望するようなものは見つからず、何度も家づくりの計画がストップしてしまったそう。しかしあるとき、職場も学校も近く、さらに日当たり抜群という好条件が揃った土地を発見。この機会を逃したらもう家を建てることはできないとさえ思ったHさん夫妻は、この土地へマイホームを建てることに。
   
2005.3 【契約】
   
2005.5 【着工・棟上】
   
2005.9 【完成・引越】
木がたくさん使われているのがいいというご夫妻の理想どおりの住まいが完成。月日とともに木の色が変化していくため、これからどのように味わいを増していくのかが楽しみなのだとか。また、オール電化住宅で、以前の住まいよりも光熱費がぐんと抑えられているそう。環境にも家計にも優しい住まいです。


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